職場や、家庭、恋人など、相手にこんな風になって欲しい、と思うことありますよね?例えば、頼りがいのある優しい旦那様、優しくて料理上手な奥様、よく笑う元気な子、丁寧で早い仕事を仕上げてくれる部下など…
今日は、そんなときに使えるラベリングというテクニックをご紹介します♪
目次
ラベリングとは?
ラベルを貼るという意味のラベリング(labeling)。商品にラベリング(ラベル貼り)するように、人や物に思い込みなどによって「この人は○○だ」とか「あのお店は○○だ」というようにすることをラベリングと言います。
ラベリング理論とラベリング効果
ラベリング理論とは
ラべリング理論とは、社会学者のハワード・ベッカーが1960年代に提唱した、「逸脱した行動というものは、周囲が形成していったものだ」という理論でです。犯罪常習性も、このラべリングが大きく関与しているといわれています。
ラベリング効果とは
ラベリングをすることによって、相手にに暗示かけ、ラベルの通りに動いて行くように仕向けるこができます。相手からラベルを貼られると、自分でも無意識的にラベルを貼られた通りになっていってしまうというのです。
身近に使われている?ラベリングの例
実は、私たちもラベリングとは知らずに使っていることがあるかもしれません。
良く聞かれるのが子育ての場面です。自身が子供に使っていたり、または自分が子供の時に親から言われていたことがあったかもしれません。
子育てでのラベリングの例
「女の子なんだから、おしとやかにしなさい」、「男の子なんだから、簡単に泣いてはいけません」などのように、性別で決めつけていることもラベリングと言えます。
また、無意識にそのようにふるまっていることもありそうです。
ラベリング効果の実際の活用法
相手に理想の性格を何度もさりげなく伝えて行くのです。
ビジネスの場面では・・・「いつも仕事が丁寧だ」や、「早い仕事で助かるよ」といった言葉をかけたりすることができます。
恋愛・夫婦間では・・・冷たいなと思うことがあるなら「優しいのね」とか、連絡をなかなかくれない相手には「マメだよね」と言ってみたり。少しだけ、態度が変わってくるかもしれません。
そして、さらにこのラベリング効果の良いところは、相手に対してだけでなく、自分にも使うことができることです。
そう、自己暗示です!自己否定や自己攻撃ばかりしていると、本当にそのように感じるようになってしまいます。
ラベリングで気をつけることは?
相手との関係性によっては、ラベリング効果も聞かないことがあります。
相手から愛想をつかされていたり、破局寸前の関係の場合などです。心の距離感が大きく関わっていますので、手遅れになる前に、良い関係を取り戻せるようにラベリング効果を活用してみてくださいね。
また、なるべくポジティブな言葉を使ったラベルを貼るようにしましょう。相手の気分をよくするような使い方をすれば、相手にもいい影響を与え、結果、良い関係を作ることがでるでしょう。
まとめ:
1、ラベリング効果とは、相手に暗示をかけて相手を思いのままに変化させるテクニック
2、相手だけでなく自分に対しても使うことができる
3、ラベリングは相手との心の距離に大きく関係している(破局寸前や、手遅れの関係になる前に使うこと)
4、できるだけポジティブなラベルを貼ること
皆さんの職場や家庭での関係や、恋愛、友人などの人間関係を円滑にするお手伝いになればうれしいです♪