普段、あなたは音楽をよく聞く方ですか?好きなアーティストや好きなジャンルの音楽があるでしょうか?
数年位前から、ヒーリングミュージックなどが人気を集めていますが、それ以外の音楽でもそれぞれに効果があり、人の心理に働きかける事ができるため気分に合わせた音楽を聴くことで癒されたり、元気になったりすることができます。
スポーツ選手なども、自分のお気に入りの音楽を持っていて、試合前にはイヤホンで聞きながら気持ちを高めているという話もよく聞かれますよね!
今日は、そんな音楽の持つ心理効果と活用法をお伝えします♪
音楽の持つイメージについて
ある音楽を聴いたときに、なんとなくその音楽に対してのイメージが沸きませんか?例えば、カフェミュージックっぽいや、病院っぽい、高級店っぽいなど。また、ランチタイムとディナータイムに雰囲気を変えているお店などは、音楽も違った感じのものが流れていたりしますよね。
お店の雰囲気と音楽(BGM)があっていないと、なんどなく違和感を感じる事もあります。これは音楽にもそれぞれイメージがあり、お店も流す音楽をそのイメージに合わせているのです。
音楽は感情に働きかける
場所によって流れる音楽が異なる話をしましたが、イメージだけでなく音楽にはそれぞれ人の気持ちに働きかける効果もあります。
例えば、パチンコ店ではにぎやかな音楽で気持ちが盛り上がるようなBGMが使われ、病院などではリラックスできるような音楽、カフェなどゆったりした気分を味わってもらうお店ではスローな音楽、逆に回転率を上げたいお店などでは、早いテンポの音楽が流れている場合が多いです。
知らず知らずのうちに、私達は流れている音楽に少なからず感情に影響を受けているのです。
音楽から想像するストーリー
じっくりと曲を聞き進めていくうちに、その音楽に込められたストーリーをイメージを感じる事ができるのですが、(歌詞のついていないBGMやクラシックの場合でもです)、そこから受ける自分の気持ちや感情を思い浮かべてみて大まかに分けると、大体の人が似たような感じになってきます。
このように音楽にはストーリーがあり、音楽が人の感情に働きかける効果を使って、映画でもそのストーリーに合う曲をそれぞれの場面に挿入されているのです。
音楽の持つ力
音楽の心理効果によって使い分けをご説明しましたが、老人ホームや施設などで実際にその効果活用し、気分が回復したり、記憶がよみがえった例も報告されています。
これは、音楽が脳を活性化させることにより、少しのきっかけで蓄積された記憶がポンと出てくることがある為です。ピッタリはまった音楽に出会うことで共感し心に響き、また過去のシーンや思い出がよみがえったりするのです。
音楽を使って心理にアプローチする方法
人それぞれに好みの音楽があると思いますので、自分が癒される曲、励まされる曲などを見つけておいて、この気分の時はこの音楽をという聞き分けをすることもとても良い方法ですが、実際に自分の気持ちや行動を変える手助けになる音楽の活用法をご紹介します。
例えは、落ち込んだ気分の時に気分を上げようと、盛り上がったり楽しい音楽を聴いてしまうこともありますが、(それで気持ちが回復するならそれもOKです)、基本的には選ぶ音楽は自分のその時に気持ちにあった音楽を聴くことが有効です。自分の感情と似たような曲調の音楽を聴くことで、自分の気持ちに向き合うことができ共感が生まれる為、音楽の効果を感じることができるのです。
これは同質の原理と呼ばれ、アルト・シューラーという方が提唱されたもので、音楽療法の現場で取り入れられているテクニックです。
また現在の心の波長と合う音楽を聴くこともとても良い方法ですが、落ち込んだ気分無理なくゆっくりと上げていく方法があります。まずは自分の気持ちに寄り添った波長の曲から始め、一曲ずつ盛り上がりのある6曲を順に合計で30分くらいになるような音楽を選びます。この一連にした曲を聞き終えるころには気持ちがいくらか回復していくのを感じることができます。
特にクラッシック音楽には、集中力を高めたい時、落ち着きを取り戻したい時、気分が落ち込んだときなど症状に合わせた音楽が多くあります。その中でも作曲家や曲によってご自身の好みもあると思いますので、聞き比べてみるてくださいね♪